再生紙マルチ田植機

ORIGINAL TECHNOLOGY

進化を続ける三菱の独自技術

こだわりの米づくりに
こだわりのものづくりで応える

どんなに世の中が変わっても日本人の食の中心には今もお米がある。
手間がかかっても、本当に安全でおいしい米づくりに励む人々の想いに
ものづくりで応えたい。
紙マルチ田植機の独自技術もこうした想いから生まれました。

そして私たちのこだわりは、20年以上経た今でも
進化への挑戦を続けています。

除草作業を大幅に軽減する紙マルチ田植機は田植えと同時に田面に専用の再生紙を
敷き詰めることで雑草を抑制する、無農薬栽培に貢献するため開発された三菱独自の田植機です。
環境保全と安心できる食のために、1 9 9 7 年の発売から20年以上、
多くの農家の皆様にご愛用いただいています。

三菱独自の紙マルチ敷設・稚苗移植技術

再生紙マルチ田植機は、代かき後の田面に植付部直前から再生紙を敷設し、紙を突き破りながら
田植えを行ないます。敷設された紙が田面への日光の通過を遮断するため、雑草の生長を抑制し、
田植後から約1ヶ月の間、除草剤を使わずに雑草の伸長・繁茂を抑えることができます。

① 再生紙ロール
田面に敷設する再生紙マルチを筒状に巻いたものです。
② ローラフロート
紙浮きがないように、紙を田面に押さえつけます。また、田面の凹凸を感知し、苗のせ台をコントロールします。
③ 再生紙カッター
苗のせ台をあげる際、紙を引っ張らないように再生紙をカットします。
④ 端押えローラ
再生紙が浮かないようにしっかり押さえるためのローラです。

MERIT

有機栽培の労力を大幅に軽減

~高付加価値米栽培の規模拡大が可能に~

食の安全・安心への関心が高まり、特別栽培米や有機栽培米のニーズは年々増加しています。
一方、除草剤を使わない有機栽培では、除草作業に莫大な労力がかかるため、規模拡大には限界がありました。
紙マルチ田植機は除草にかかる労力を低減し、高付加価値米生産の規模拡大を強力にバックアップします。

SAVING
省力化

田面に紙マルチを敷設しながら田植を行うことで、雑草が生長するのを抑制。田植から40日~50日間、除草剤を使わずに雑草を抑えることができます。また、紙マルチが完全に分解される頃には稲も育ち、草が生えにくくなっているので、その後の除草作業も容易です。

SAFETY
食の安全・環境保全

紙マルチの再生紙は段ボールの古紙から作られています。
田植後、40~50日で微生物によって分解・土壌に還元されるので、環境に影響を与えません。
除草剤の散布も減らせるので、地域環境の保全にもつながります。

これからも支え続けます

日本で有機栽培を実施している耕地面積は1%未満。
日本中、世界中でまだまだ多くの方々が安心でおいしい食を求めています。
三菱農業機械はこれからも地域環境を大切にし、
安心・安全な食を支えていくために、
使う人・食べる人に寄り添った製品・サービスをご提供していきます。

お問い合わせ