各部の掃除

泥・ワラクズ・草などを取り除き、汚れをきれいに水洗いして乾いた布でふき取ります。

塗装がはげた箇所は補修塗料を塗り、機体のサビやすい箇所にはグリスかオイルを塗布します。

回転部・しゅう動部・ワイヤ類には注油しサビないようにします。


エアクリーナの点検と掃除

エアクリーナエレメントが汚れたままで使用すると、機械の性能がじゅうぶんに発揮できなくなります。

●掃除のしかた

半湿式エアクリーナの場合

  1. エアクリーナのカバーを外します。(取外しはそれぞれの機械の取扱説明書参照ください)
  2. ほこりは取り除きます。汚れがひどいときや、油分がなくなっているときは、灯油で洗浄後、よく絞り、エンジンオイルに浸し固く絞ってから組み込みます。
  3. カバーの内側もきれいに拭き、フタを閉めます。

オイルバス式エアクリーナの場合

  1. オイルが不足しているときは、オイルカップのオイルレベルラインまで補給します。
  2. オイルが汚れているときは、オイルカップとエレメントを外して灯油で洗浄し、取付けます。オイルカップにオイルレベルラインまでエンジンオイルを入れ取付けます。

燃料系の点検と掃除

燃料ストレーナのカップ部分に水やゴミが溜まっていたら掃除しましょう。

●掃除のしかた

  1. 燃料コックを「閉」にします。
  2. カップとパッキン、ネットを外します。
  3. 灯油できれいに洗浄し取付けます。

燃料ホースの劣化や傷による燃料漏れがないか確認してください。


点火プラグの点検と掃除

点火プラグも、長時間使っていると、電極部分にカーボン(すす)が溜まってきて、
エンジンが掛かりにくくなったり、性能が得られない場合があります。

●掃除のしかた

  1. プラグキャップを外し、機械に付属のボックスレンチで点火プラグを外します。
  2. 点火プラグについているカーボン(すす)を取り除きます
  3. 電極のすきまが0.7mmになるよう調整します。
  4. 調整できないほど摩耗、損傷しているときは、点火プラグを交換します。
  5. 点火プラグを取付ます。

エンジンオイルの点検と交換

エンジンオイルは、長時間使うと劣化しますので、定期的に交換しましょう。
初回は30時間、その後は50時間毎に交換しましょう。

●交換のしかた

  1. 機械をエンジンが水平になるように停止します。
  2. 給油栓と排油栓を外し、オイルを抜きます。
  3. 完全にオイルが抜けたら排油栓をしっかりと締め、給油栓より新しいオイルをオイルゲージの「上限」まで補給します。

※オイルは、三菱純正オイルをご使用ください。


ミッション油量の点検と交換

給油栓をはずし、油量が規定の位置まであるかを調べます。

不足している場合は、規定の位置になるまで補給してください。

ミッションオイルは指定の期間ごとに交換をしてください。


各部ワイヤー・ベルト・ボルトのゆるみ調整

各部は出荷時に正しく調整されていますが、使用による磨耗や伸びが生じてくることがあります。摩耗や伸びが生じた場合は再調整を行い、損耗の限度を越えた部品は交換し、正しく使用できる状態にしてください。

点検箇所、調整内容は商品についている取扱説明書にそって行ってください。


タイヤの点検

タイヤに亀裂等損傷がないか点検し、空気圧を調整します。

損傷のひどい場合は、タイヤを交換してください。


長期保管について

機械を1ヶ月以上使用しない場合は、必ずガソリンを抜いてください。ガソリンは長時間経つと劣化し、キャブレタが詰まってエンジンが掛からなくなったり、運転不調になったりしますので、長期保管時は必ずガソリンを抜くように心がけましょう。

●燃料の抜きかた

  1. 燃料タンクの燃料を給油ポンプで抜き、残量は燃料ストレーナカップを外し抜きます。
  2. キャブレタのプルドレンを引き(またはドレンをゆるめ)キャブレタ内の燃料を完全に抜きます。
  3. 燃料が抜き終わったら、燃料ストレーナカップを取付、燃料コックを「閉」位置にしておきます。その他、緩めた箇所は元の状態に戻しておきます。

タイヤにタイヤ止めをする

保管時は平坦な場所でタイヤにはタイヤ止めをして機械が動かないようにしましょう。

タイヤの劣化を早める危険がありますので、空気圧が下がっている場合は規定値まで補充してください。


シートカバーをかける時

機械にシートカバーをかける時はエンジンが十分に冷えてから行ってください。

エンジンが熱い時にカバーを掛けると火災の原因になる場合があります。


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